先日、仙台上空に正体不明の白い球体が浮遊しているのが発見され、話題になりました。奇しくも6月24日は「UFOの日」。1947年のこの日に、アメリカで初めてUFOが目撃されたんだそうです。「UFO」は英語で未確認飛行物体を意味する“Unidentified Flying Object”の頭字語ですが、似たような言葉で「UMA(ユーマ)」をご存知でしょうか?
「UMA」とは“Unidentified Mysterious Animal”という和製英語で、生物学的に確認されていない未確認動物のこと。ネッシーや雪男、ツチノコなどが有名です。そんな未知なる部分が多いUMAを山や森、湖や沼など、目撃された場所別にまとめたのが「超・怪奇ファイル UMA未確認生物大図鑑DX」。再現イラストや目撃写真、特徴などのデータとともに世界各地のUMA135種を紹介しています。
謎多きUMAの中でも個人的に気になったのは「太歳(たいさい)」。見た目は巨大な肉の塊で手足はなく、表面に無数の目がある種類もあるんだとか。高い再生力を持ち、傷がつくとすぐに内部から体液を出して自己修復するんだそうです。
太歳は中国で古くから目撃されており、古代中国の地理書「山海経」などの文献にも登場しているといいます。地中を移動し、凶事が起こる方角や場所に現れ、掘り出すと不幸に見舞われると伝わる一方で、「史記」には始皇帝が不老不死の薬だとして探し求めたという記述も。2000年以降も目撃証言や発見報告はあるものの、その正体はいまだに解明されていないそうです。地中に生息し、食べられるUMAであることから、一説にはキノコの一種ではないかともいわれています。
ちなみに、その肉は大変おいしいとの噂。もし見つけても、掘り出すか掘り出さないか、食べるか食べないかは、あなた次第です!
「好書好日」掲載記事から
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