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「Z世代」など注目の新書5選(朝日新聞2020年12月19日掲載)

『Z世代』

 Z世代とは10代前半~25歳くらいまでの若者を指す。彼らが「なぜインスタ・TikTokにハマるのか?」(副題から)。人口は少ないが、動画アプリやSNSを使いこなし、ネットでの拡散力や発言力が大きいという。若者研究の第一人者であるマーケティングアナリストが、その実像に迫る。
★原田曜平著 光文社新書・1012円

『砂戦争』

 人口増加と都市化で、ビルや道路の建設に必要なコンクリートの原料となる砂資源が世界的に枯渇し始めている。傘寿を迎えた著者が現状を報告する。砂の過剰な採掘は、自然破壊や水害はもちろん、児童労働など住民に様々な影響を及ぼし、利害対立から殺人も起きている。地球規模で考える問題だ。
★石弘之著 角川新書・990円

『プロデュースの基本』

 沢田研二や山下久美子ら人気アーティストの楽曲づくりを長年手がけた著者が、制作現場の裏側を明かす。「キュンとくる仕組みを数学的に分析」「常に新しい組み合わせを“実験”する」など、その経験から編み出したヒットの法則を紹介。仕事の心得も説く。
★木崎賢治著 インターナショナル新書・968円

『ゲンロン戦記』

 「哲学が生きられるためには、だれかが哲学を生きているすがたを見せなければならない」と著者は書く。新たな知的空間を目指した株式会社ゲンロン創業から10年。ゲンロンカフェや思想誌創刊、動画配信プラットフォームの開設など、様々な試みを重ねた苦闘の日々を語りおろした。
★東浩紀著 中公新書ラクレ・946円

『独裁の世界史』

 独裁者はどんなときに現れるのか。独裁者と強いリーダーの線引きは可能か。著者は古代ローマ史が専門の歴史学者。古代ギリシャからテクノロジーと結びついた現代的統治まで「独裁」を切り口に世界史を捉え直し、「政治の失敗」をいかに克服するか考察する。
★本村凌二著 NHK出版新書・935円=朝日新聞2020年12月19日掲載

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