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マンガ大賞に児島青「本なら売るほど」 第30回手塚治虫文化賞

児島青さんの受賞記念イラストと「本なら売るほど」(KADOKAWA)

 マンガ文化に大きな足跡を残した手塚治虫さんの業績を記念する第30回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の受賞作が決まった。

 マンガ大賞は児島青さんの「本なら売るほど」(KADOKAWA)、新生賞は「怪獣を解剖する」(同)のサイトウマドさん、短編賞はかわじろうさんの「あたらしいともだち かわじろう短編集」(マガジンハウス)、特別賞は「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」(白泉社)の武田一義さんが選ばれた。

 贈呈式は6月11日、東京・有楽町朝日ホールで。

■マンガ大賞「本なら売るほど」

 街の小さな古本屋「十月堂」には、店主の人柄と素敵な品ぞろえにひかれて今日もいろんなお客が訪れる。背伸びしたい年頃の高校生、不要な本を捨てに来る男、夫の蔵書を売りに来た女――。本を愛し、本に人生を変えられた全ての人へ贈る、珠玉の短編連作シリーズ。

■新生賞「怪獣を解剖する」

 怪獣学者の本多昭は、かつて首都圏に大災害をもたらした超巨大怪獣“トウキョウ”の解剖調査に赴く。死骸から要因不明で発生する二次怪獣、群発する地震……。“トウキョウ”は本当に死んでいるのか? 恐怖に勝る好奇心で、未知の脅威を究明せよ。

■短編賞「あたらしいともだち かわじろう短編集」

 憂鬱(ゆううつ)だった学校が、愛妻が亡き後の孤独な日々が、会社と家の往復の生活が、雨上がりの空みたいに輝き出す。10人の主人公それぞれの人生の特別な瞬間を、あたたかなまなざしで描いた作品集。

■特別賞「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」

 昭和19(1944)年、夏。太平洋戦争末期のペリリュー島に漫画家志望の兵士、田丸はいた。そこはサンゴ礁の海に囲まれ、美しい森に覆われた楽園。そして日米合わせて5万人の兵士が殺し合う狂気の戦場。祖国から遠く離れた小さな島で、彼らは何のために戦い、何を思い生きたのか。

朝日新聞デジタル2026年04月27日掲載

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