「夏の塩」榎田ユウリ・著 あらすじ
普通のサラリーマン、久留米充の頭痛の種は、同居中の友人・魚住真澄だ。誰もが羨む美貌で、男女問わず虜にしてしまう男だが、生活力は皆無。久留米にとっては、ただの迷惑な居候である。けれど、狭くて暑いアパートの一室で顔を合わせているうち、どうも調子が狂いだし…。不幸な生い立ちを背負い、けれど飄々と生きている。そんな魚住真澄に起きる小さな奇跡。生と死、喪失と再生、そして恋を描いた青春群像劇、第一巻。(「honto」より引用)
投稿者・中トロさん(大阪府)
こんな歳になってBL小説に不覚にも泣いてしまうとは。登場人物がみんな痛々しく寂しくて優しい。だだのBLではありません。読後には、晴れた夏の空を見上げたくなる、そんな物語です。
谷原店長のコメント
BL、古くは「ジュネ」や「風と木の詩」などがありましたが、最近はより裾野が広まりましたね。