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「秘蔵写真200枚でたどるアジア・太平洋戦争」 「見せたい日本」が浮かんでくる

 第2次大戦中、陸軍参謀本部の意向で設立され、対外宣伝グラフ誌『FRONT』の制作を担った「東方社」。写真家の木村伊兵衛や濱谷(はまや)浩ら戦後も活躍する人材が参加した。残された約2万点のネガから200点の写真を掲載する。
 国内、東南アジア、中国の3部立て。前線の写真はほぼなく、被写体は宣伝向きのりりしい軍や銃後を前向きに生きる人々。占領地や留学生の姿からは「見せたい日本」が端的に浮かぶ。一方、国内の様子に総動員態勢への変化もうかがえ興味深い。(小川雪)=朝日新聞2018年8月4日掲載