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【逸冊レビュー8月号/ゾーッとする本】心臓が凍り付くような最後の一行まで目が離せない怪作

「ルビンの壺が割れた」  宿野 かほる・著 あらすじ

 この小説は、あなたの想像を超える。結末は、絶対に誰にも言わないでください。「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつての恋人。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。

 ジェットコースターのように先の読めない展開、その先に待ち受ける驚愕のラスト。前代未聞の面白さで話題沸騰、覆面作家によるデビュー作!(「honto」より引用)

投稿者・○○さん(神奈川県)

 かつての恋人から届いた、一通の手紙。それから、二人の文通が始まった。思い出を懐かしみ、近況を尋ね合う平凡な文通は、やがて、おぞましい過去を暴いていくーー。

 読み進めるにつれて募っていく、得体の知れない違和感と、恐怖。そして、最後の一行を読んだ瞬間の、心臓が凍り付くような衝撃。本を読んで総毛立ったのは初めてだった。

谷原店長のコメント

この書評を読んで僕も興味がわきました。結末も気になりますが、覆面小説家の正体は誰なのか。そして書評を書いたのは誰なのか…!