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おどろおどろしい内容と静かに美しい文章【逸冊レビュー11月号/読みだすと止まらない本】

「陰陽師」夢枕 獏・著 あらすじ

 平安時代。闇が闇として残り、人も、鬼も、もののけも、同じ都の暗がりの中に、時には同じ屋根の下に、息をひそめて一緒に住んでいた。安倍清明は従四位下、大内裏の陰陽寮に属する陰陽師。死霊や生霊、鬼などの妖しのもの相手に、親友の源博雅と力を合わせ、この世ならぬ不可思議な難事件にいどみ、あざやかに解決する。

 映画、舞台、漫画にもなった超人気シリーズの記念すべき第一作。

投稿者 kumami‏ @elk833 さん

 夏の暑苦しい夜、就寝前にどんどん読めた本。博雅と晴明の穏やかで優雅な口調のやりとり、風景の描写、おどろおどろしい内容なのに静かに美しい文章で進んでいく物語。大好きです。

谷原店長のコメント

 学生時代夢中で読みました。