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感涙必至。浅田次郎がおくる中国の歴史スペクタクル【逸冊レビュー11月号/読みだすと止まらない本】

「蒼穹の昴」 浅田 次郎・著 あらすじ

 汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろう―

 中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児は、占い師の予言を通じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた二人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつべストセラー大作。

投稿者 酸っぱい使途 さん(北海道)

 何回読んでも、涙で前が見えなくなる。ストーリーもエピソードも全部覚えているのに4冊あるどれかを手にしてしまうと最後まで読み耽り涙に沈むの繰り返し…

 体を傷つけてまで必死の覚悟で宮中で生きていこうとする春児が、清国の革命の中で義兄と実妹を日本へ亡命させるあらましは痛々しくて切なくなる。ラストで実妹に姿を見せるシーンは圧巻!

谷原店長のコメント

 中国の歴史スペクタクル大好きです!