【検定百景＃5】名探偵コナン検定：コナンの世界に改めて「入学」してみては？
発行部数が全世界で2億3000万部を突破し、劇場版やアニメ、ゲームなども含め、日本にとどまらない強い影響力を持つ『名探偵コナン』。名探偵コナン検定は、検定に触れることを通して、多くの人により「コナン」の世界を楽しんでもらう目的ではじまりました。
今年10月に行われた第1回の試験では、3級のみが実施されました。今後は3級の合格者に対しては2級、2級の合格者に対しては1級と、段階を少しずつ踏んで試験が行われる予定となっています。「最初はライトな問題を通して、コナンの懐かしいセリフやシークエンスを思い出してほしいという思いがありました」と語るのは、株式会社サイバードで名探偵コナン検定の運営業務に携わる市川卓さん(31)。
「名探偵コナン」は「入学」はしても「卒業」をする人は比較的少ない、と市川さんは語ります。「ストーリーはまだ完結していないため、コナンが対峙する黒ずくめの組織の全貌はいまだに明らかになっていません。また、個々のキャラクター同士の恋愛などいくつものサブストーリーや伏線もあるため、読者が歳を重ねても、この先を見たい、と思わせられます」。連載当初からのファンも30代を迎え、自分の子どもと劇場版アニメを見に行くことも少なくないと言います。
合格者特典としては、作者の青山剛昌さん描きおろしイラスト入りの「公式認定書」などがあり、また受験者もれなく全員に、受験記念限定壁紙、受験記念検定クリアファイルがプレゼントされます。つまり、検定に触れることには、コナンを思い出すのみではなく、実際に形として残る楽しみもあります。
恐らくはこの記事を読まれている多くの方も、一度は通った道であろうコナン。今回は逃してしまった人も、2020年4月に予定されている第2回の開催には、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
例題にチャレンジ！
【問題１】
空いているフキダシに入るセリフはどれでしょう？
- 小猫(こねこ)ちゃん？
- 恋人(こいびと)さん？
- 宿敵(こいびと)さん？
【正解】タイトル問題＝2、問題1＝3
