私たちもゆくゆくは……と言うとやや陰鬱な気持ちになりますが、少なくとも親族のお参りなどで、誰もが訪れたことがあるであろうお墓。しかし、実際に人が亡くなってから正式に墓に入るまで、そのプロセスを正確に知っている人は少ないのではないでしょうか。お墓ディレクター検定は、お墓の種類や形状、歴史や文化、埋葬に関する法律、供養に関する知識など、お墓に関する幅広い知識を問う検定です。
「お墓に関する正しい知識を普及させたかった」と語るのは、お墓ディレクター委員会委員長の小野純子さん(47)。現状、お墓に関する情報は氾濫しており、実際に墓を作る際に、疑問や不安は尽きません。そんな時に頼りになるのが、検定を取得した「お墓ディレクター」です。2003年の発足後、現在までで16回の検定が開催され、全国におよそ5000人のお墓ディレクターが誕生しました。トレードマークは緑の旗で、これが飾ってある墓石関係の店には、確かな知見を持ったお墓ディレクターが在籍しています。
お墓となるとどうしても石でできたものを連想しますが、「近年ではご供養の仕方も多様化してきました」と小野さんは語ります。大切な人の送り方、また自分の旅立ち方もさまざま。いざという時は、お墓ディレクターに相談してみてはいかがでしょうか。
例題にチャレンジ!
【問題1】
被相続人による指定や慣習などによって墳墓の承継人を決められない場合は( )が、 これを決めることとなります。
- 市役所
- 警察署
- 家庭裁判所
- 税務署
【問題2】
アーバングレーは( )で採掘される白系(グレー系)の石材です。
- インド
- ベトナム
- 韓国
- 中国
【正解】タイトル問題=1、問題1=3、問題2=1