新型コロナウイルスの出現により、社会にはさまざまな不安が渦巻いています。経験したことのない日常に対応できず、悩んでいる人も増えていることでしょう。しかし、こんなときこそ上手に「あきらめる」ことが必要かもしれません。
本書でいう「あきらめる」とは、物事を投げ出すのではなく、「諦める=執着を捨て現実を受け入れる」、そして「明らめる=何が大切かを見極める」こと。著者はこれらを、親しみを込めて「聖なるあきらめ」と呼んでいます。執着を手放すことで、心が軽くなり、本当に大切なものが見えてくるといいます。
本書は、そんな「あきらめる力」をつけるための処方箋。聖心会シスターとして、著者が悩みに耳を傾けてきた人々の体験談も、大いに勇気を与えてくれます。
定価:本体1100円+税 アスコム 0120・29・9625(注文)