第1位:ヨシタケシンスケ『あつかったら ぬげばいい』(白泉社)
「ヘトヘトにつかれたら」「ふとっちゃったら」「だれもわかってくれなかったら」「せかいがかわってしまったら」……。子ども、大人、おじいちゃんのさまざまな疑問に痛快に答える一冊です(白泉社ホームページより)。
第2位:柴田ケイコ『パンどろぼう』(KADOKAWA)
まちのパンやから サササッととびだす ひとつのかげ。パンがパンをかついで にげていきます。「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめる おおどろぼうさ」。パンに包まれた、その正体とは――!? お茶目で憎めないパンどろぼうが、今日も事件をまきおこします!(KADOKAWAホームページより)
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第3位:junaida『の』(福音館書店)
「の」は、いつもことばとことばのすきまにこっそりいます。けれど、この「の」が持っている魔法の力で、ことばとことばが思いがけない出会いをしたとき、そこには見たこともない景色があらわれ、聞いたこともない物語がはじまります。この絵本を開いてみてください。「わたしの お気に入りのコートの ポケットの中のお城の……」。不思議な「の」に導かれ、時間も空間もこえた、終わらない旅に出かけてみませんか。(福音館書店ホームページより)
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第4位:町田尚子『ねこは るすばん』(ほるぷ出版)
にんげん、でかけていった。ねこは、るすばん。とおもいきや……? 猫だってカフェに行くし、身だしなみを整える。──あなたのしらない猫の世界。「ねこがおとなしく、るすばんしてるとおもうなよ」。(ほるぷ出版ホームページより)
第5位:工藤ノリコ『ノラネコぐんだん カレーライス』(白泉社)
累計150万部の大ヒットシリーズ最新刊! ジャングルの開放感あふれる佇まいが素敵な「ワンワンカレーライス」が舞台です。今回は、なんと屋根の上からお店をのぞくノラネコぐんだん。夜が更けるとお店に忍び込み、大量のシーフードカレーを作りました。「カレーライス かんたんだったね かんたんだったよ」と得意げなノラネコたち。でもその背後には、「ガルル、いいにおい……」と、暗闇に光るふたつの目が――!?(白泉社ホームページより)
>工藤ノリコさんの人気絵本「ノラネコぐんだん」シリーズ インタビュー
第6位:カリーヌ・シュリュグ/作、レミ・サイヤール/絵、やまもとともこ/訳『ママはかいぞく』(光文社)
ぼくのママは かいぞくなんだ。ふねのなまえは〈カニなんてへっちゃら〉ごう。もう なんかげつもまえから ママは たからのしまを めざして、かいぞくなかまと そのふねで たびをしている。たびから かえってくると、ママは いつも とてもつかれているみたい。(光文社ホームページより)
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第7位:ヨシタケシンスケ『ねぐせのしくみ』(ブロンズ新社)
ねているあいだに、なにがおきてる!? もしかして「あのひとたち」におなかをまるだしにされたり、いろんなねぐせをためされたりしているのかも!「あのひとたち」のしわざを想像してみると、世界が愉快にみえてくる!(ブロンズ新社ホームページより)
第8位:ヨシタケシンスケ『わたしのわごむはわたさない』(PHP研究所)
ゴミ箱の横にわごむが落ちていた。お母さんに「ちょうだい」って聞いたら「いいよ」だって。やった! このわごむは、わたしのだ!! わたしはずっとほしかったの。お兄ちゃんのおさがりでもない、みんなで仲良く使うものでもない、ちょっとだけかしてもらうものでもない、わたしだけのものが。 今日はわごむといっしょにお風呂に入るし、夜はもちろんいっしょに寝るわ。そして、大人になったら、このわごむでおしゃれを楽しむつもり。この先わたしがもらうたくさんのラブレターも、このわごむで束ねるの。(PHP研究所ホームページより抜粋)
>ヨシタケシンスケさん「わたしのわごむはわたさない」インタビュー
第9位:しおたにまみこ『やねうらべやのおばけ』(偕成社)
もうずっとながいこと、古い家の屋根裏部屋でひとりでくらしてきたおばけがいました。おばけは体を小さくすることもできるし、ガラスのように透き通ってみえなくなることもできます。もちろん飛ぶことだって! でも、屋根裏部屋の外に出るのは少し怖くて、ほとんど外に出たことはありませんでした。でもある夜、あんまり月がきれいだったので、外に飛び出して家の周りを一周分だけ、夜空を飛んでみました。すると、次の日から、この家に住む小さな女の子が屋根裏部屋にやってくるようになったのです。(偕成社ホームページより抜粋)
第10位:ヨシタケシンスケ『もしものせかい』(赤ちゃんとママ社)
やあ おはよう。とつぜんでもうしわけないんだけど、ボク もしものせかいにいくことになりました。大事なものを突然失ったとき、思いがけない別れが訪れたとき。心にぽっかりと空いた穴は、どうやって埋めたらいいんだろう。悲しみや喪失感を忘れようとしたり、もとの自分を取り戻そうとしたりするのではなく、その経験そのものをまるごと抱えて生きていくこととは? そして「その先」への思いが詰まっています。(赤ちゃんとママ社ホームページより抜粋)
なお、部門賞の「新人賞」第1位は『 INSECT LAND ホタルのアダムとほしぞらパーティー』(香川照之/作、ロマン・トマ/ 絵、講談社)が受賞。幼児向け絵本を対象にした「パパママ賞」第1位には、『ノラネコぐんだん カレーライス』(工藤ノリコ、白泉社)が選ばれました。