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「伝説の家政婦」・タサン志麻さんのおすすめレシピが満載 『志麻さんのベストおかず プレミアムなほぼ100円おかず編』

Ⓒ難波雄史

 19歳のときにフランス料理に魅了されて、20歳から約15年間ほど老舗フレンチレストランやビストロで修業しましたが、ずっと違和感がありました。フレンチの世界はきらびやかで華やか。高級で敷居が高いイメージがあるので、食べるときも堅苦しくなってしまいます。でも山口県の田舎で育った私が求めていたのは、もっと素朴で簡単で、和気あいあいと楽しく味わえる温かい料理。その思いが強くなり、もう一度フランス家庭料理を学び直したくて渡仏費用を稼ぐために働きはじめた飲食店で、フランス人の夫と出会い結婚しました。

 その後、レストランの世界から離れて、フリーランスの家政婦になった私は、一般のご家庭で料理を作ることが楽しくなっていきました。「家政婦の仕事は自分に合っている。ずっと続けていきたい」と、ようやく思えるようになったんです。

 各ご家庭の冷蔵庫にある食材は量も種類もさまざまで、食費にかける予算も差があります。中には、食材が少ないご家庭もありますが、ちょっと工夫するだけでボリュームがあるおいしい料理はいくらでも作れます。ポイントは、冷蔵庫を開けて肉や魚などメインに使える食材を確認したら、先に調理法を考えること。焼くか、煮るか、炒めるか決めたら、あとは他にある野菜を組み合わせればいいんです。メニューを先に考えると、食材によってできる料理が限られますが、調理法を先に決めればレパートリーを増やせるんですね。

 「こうじゃなきゃいけない」というルールがあるレストランの料理と違って、家庭料理は何でも自由にアレンジできます。足りないものは他の食材で代用すればいいんです。そんな経験をたくさん積んできたので、編集の方から「100円で作るレシピ本をお願いできますか」と依頼があったときは、「いいですね。やりましょう!」と何の迷いもなくお返事しました。

 料理のおいしさは、食材の値段で決まるわけではありません。私自身も、高級な食材にこだわりはなく、地元の小さなスーパーで買える安い食材で料理していますが、息子たちも夫も「おいしい、おいしい」と食べてくれます。料理を依頼されるご家庭もお子さんがいるところが多く、みなさん栄養バランスを考えながら食費をやりくりされています。そんな子育て世帯にも喜んでもらえる料理を、『志麻さんのベストおかず プレミアムなほぼ100円おかず編』でたくさん紹介しました。

 長引くコロナ禍で自炊ばかりしていると、料理もワンパターンになりがちで飽きてきますよね。そういうときには、パパッと作れてテンションが上がるレシピがおすすめです。たとえば「サバパイ」は、サバ缶とトマト缶と玉ねぎをニンニクで炒めてパイシートで包めば、あとはオーブンで焼くだけ。オーブン機能付きの電子レンジを使いこなせていないご家庭も多いので、忙しい人ほどオーブンでできる簡単レシピを覚えておくと楽です。冷凍パイシートも買い置きがあると、普段と違うものを食べたいときに役立ちます。また、この本で紹介している「ロールキャベツ」のように、ひき肉が足りないときはゆで卵を包むと、ナイフで切った瞬間みんなが笑顔になります。卵は安くていろんな料理に使えるので便利です。

 他にも、さっぱり・こってり系のおかずはもちろん、おつまみからスイーツまで、ひとり数十円から百円台でできるレシピの数々を、ぜひご家族で楽しんでいただけると嬉しいです。

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