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日本と周辺の国々について独自の認識による歴史観を展開

著・多賀文男
著・多賀文男

 先の大戦について、多くの日本人が「悪かったのは日本と思い込んでいる」現状がある、と著者は言います。そこで本書では、日本と関わりの深い近隣のロシア、中国、韓国、北朝鮮について、独自の歴史観に基づく見解を披露。

 自身の従軍経験はないものの、叔父が陸軍中将を務めたことから、従軍慰安婦などについても持論を展開しています。勝てる見込みのない太平洋戦争を始めた政治家を「ダメ人間」と否定しつつ、戦後の東京裁判については、その意義を否定。それよりも、一般人の住む広島、長崎の市街地に原爆を実験的に落とした米軍をこそ裁くべきだと言います。平和憲法については、国土を守るため改憲は絶対に必要、というのが著者の主張です。

 

定価600円+税 文芸社 03・5369・2299