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モンゴメリ『赤毛のアン』のレイヤー・ケーキを動画で味わう

「レイヤー・ケーキ」を食べる モンゴメリ『赤毛のアン』

 「あの小説をたべたい」は、好書好日編集部が小説に登場するごはんやおやつを料理し、食べることで、その物語のエッセンスを取り込み、小説の世界観を皆さんと共有する記録です。

 今回は、モンゴメリ『赤毛のアン』の世界へ。不朽の名作「赤毛のアン」シリーズの第1作目です。

 美しい自然に囲まれたカナダのプリンス・エドワード島を舞台に、明るく元気な孤児のアンがさまざまな騒動を巻き起こしながらも、少女から乙女へと成長していく姿を描きます。

「レイヤー・ケーキ」を食べる

 本作には、乙女心をくすぐる美味しそうなスイーツとそれにまつわる逸話が度々登場しますが、今回味わうのはレイヤー・ケーキ。

 新たにクラスの受け持ちとなったミセス・アランをお茶に招くことになったアン。慕っているミセス・アランのために精一杯のおもてなしをしようと、やる気まんまんです。

 マリラからレイヤー・ケーキを作っていいと言われたアンは、上手に焼けるか不安でたまらない様子。

「ええ、でもお菓子って、特別よくできてほしいときにかぎって失敗するものよ」

 まさに「マーフィーの法則」。失敗のフラグが立ってます。

しかしながら、お菓子はふくれた。そして黄金(こがね)の泡のようにふんわり軽くできあがって窯からあらわれた。アンはうれしくて顔を上気させ真っ赤なゼリーをはさんだ。

 スポンジケーキにジャムやクリームなどをはさんで、層を織り成すレイヤー・ケーキ。

 「真っ赤なゼリー」ということで、今回はイチゴのゼリーをサンド。ゼリーといってもジャム感覚で味わえるものなので、とっても美味しくできました。

 アンのレイヤー・ケーキはというと、一見、成功したかのようですが、果たしてお茶会は万事上手くいったのか……。

 結果を知っている人も知らない人も、続きはぜひ小説でお楽しみください。