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第161回芥川賞・直木賞の候補に古市憲寿さん、朝倉かすみさんら 直木賞は6人全員女性

 第161回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表されました。芥川賞の候補には社会学者の古市憲寿さんら、直木賞の候補には今年の山本周五郎賞を受賞した朝倉かすみさんほか、6人の候補すべてが女性となりました。選考会は7月17日、東京・築地の「新喜楽」で開かれます。候補作は次の通りです。(敬称略、50音順)

 【芥川賞】今村夏子「むらさきのスカートの女」(小説トリッパー春号)▽高山羽根子「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」(すばる5月号)▽古市憲寿「百の夜は跳ねて」(新潮6月号)▽古川真人「ラッコの家」(文学界1月号)▽李琴峰「五つ数えれば三日月が」(文学界6月号)

 【直木賞】朝倉かすみ「平場(ひらば)の月」(光文社)▽大島真寿美「渦 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん) 魂結(たまむす)び」(文芸春秋)▽窪美澄「トリニティ」(新潮社)▽澤田瞳子「落花」(中央公論新社)▽原田マハ「美しき愚かものたちのタブロー」(文芸春秋)▽柚木麻子「マジカルグランマ」(朝日新聞出版)

「好書好日」掲載の記事から

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