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「好書好日」は2周年を迎えました 「新しい生活様式」を考えるためのオススメ本を紹介

働き方を見直してみよう

 働くことに対してモヤモヤを抱える人たちに向けた特集「働きざかりの君たちへ」など、好書好日では様々な「はたらき方」を提案する記事を随時掲載しています。リモートワークの推奨などで労働環境が様変わりするなか、今までの働き方を見つめ直してみたい方にお薦めしたい記事です。

独立研究者・山口周さん 激変する時代と価値観に合わせ、働く意味を見いだすための3冊

 山口周さんは、ベストセラー『ニュータイプの時代』で、旧来の価値観から、「組織間を越境する」といった新しい思考・行動様式で新たな価値を生み出す人が活躍する時代になるといいます。働き方も生き方も、パラダイムシフトの真っ只中。自身をアップデートしていくために、どんな意識を持って働くべきなのか、オススメの本を紹介してもらいました。

働き方を拡張する雑誌「仕事文脈」 やりがいでも能力開発でもない

 キャリアアップ、リーダーシップ——そんなタイトルを冠したビジネス書が数多くあります。でも、私たちは本当にこうしたことのために働いていたのか。そんな価値観に風穴を開け、多様な働き方を紹介し続ける雑誌「仕事文脈」の出版社タバブックスに取材しました。

在宅時間をうまく過ごそう

 リモートワークが当たり前になり、おうち時間が増えてくると、これまでの夫婦・家族間での家事や育児の分担が、いままで通りにいかないケースも増えています。いかにストレスを抱えずに家庭で過ごせばいいのでしょうか。

犬山紙子さんが在宅増でも夫婦円満なワケ 「すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある」インタビュー

 在宅ストレスのせいか、ささいなことでギスギスしてしまう。そんな夫婦に向け、「関係悪化予防のワクチンにもなるはず」とイラストエッセイストの犬山紙子さんが『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』を上梓しました。夫婦の「リカバリー力」についてお話を聞いています。

犬山さんと、パートナーで漫画家・ベーシストの劔樹人さん

湊かなえさんエッセー「猫派ですが、」 在宅勤務12年のコツ

 こちらは、自宅にどう仕事場を確保するか。人気作家が自らの体験をつづったエッセーです。工夫次第でオンオフのメリハリをつけられるものです。

都心を離れて暮らしてみよう

 リモートワークに慣れてくると、意外と通勤しなくても大丈夫なのではないか、いっそ都心を離れてもいいのではないか。そんな思いから、地方への移住に憧れる人も多いのではないでしょうか。そんな「夢」を持つ方に薦めたい本です。

限界集落で月1万8000円の生活 「山奥ニート」石井あらたさんが見つけたものとは

 和歌山の限界集落で20~40代のニートと共同生活を送る石井あらたさん。生活費として月に1万8000円を納める決まりがありますが、明文化されたルールはありません。ときどき梅の収穫など地域の人たちの仕事を手伝うことで、収入を得ています。究極の地方移住ともいえそうな「山奥ニート」はコロナ禍の今、どのような毎日を送っているのでしょうか?

地方移住者のための情報誌「TURNS」 多様な移住のリアル届ける

 エッセイストの宮田珠己さんがユニークな雑誌を取り上げる連載「気になる雑誌を読んでみた」から。地方移住のノウハウが満載の雑誌です。

コロナ後の世界を想像してみよう

 コロナ後の世界はどう変わっていくのか。未来を先取りする想像力はSFの得意とするところ。近刊から2冊の小説を選んでみました。

「働く」問う異色SF「タイタン」野﨑まどさんインタビュー 労働が消滅したユートピアがコロナ後の私たちに突き付けるもの

 野﨑まどさんの『タイタン』は、AIが極限まで発達し、人間が一切の仕事から解放されたユートピア小説。機能不全に陥ってしまった巨大AIの“カウンセリング”という仕事を突如与えられた主人公が、「仕事とは何なのか?」と悩み続けます。「コロナ後の働き方」をも問いかける本作について聞きました。

小野美由紀さん「ピュア」インタビュー “女が男を捕食する”フェミニズムSFが示唆する「コロナ後に新生する世界」

 遠い未来、女性は絶大な暴力と権力を手に入れた反面、男性を物理的に「捕食」しないと妊娠できない――。小野美由紀さんの小説『ピュア』はぶっ飛んだ設定に目を奪われますが、その奥には今の女性の生きづらさやフェミニズムに対する、作者の透徹した視点が見え隠れします。初のSF作品に挑んだ小野さんにお話を聞きました。

自信がなくても生きていこう

 外出自粛制限がゆるんだとはいえ、たまに外出しても以前とは異なる制約を受けながらの生活に気分がふさぐ人も多いでしょう。つい考えなくてもいいことを考えて、自信をなくしてしまったり。ふだんとはちょっと違った心の持ちようで多少は生きやすくなるかもしれない。そんな人生のヒントを与えてくれる本を紹介します。

馬鹿ブス貧乏で低スペック女子の成れの果てが教える、実践的サバイバル術 藤森かよこさんインタビュー

 『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください』は米作家アイン・ランド研究の第一人者である藤森かよこさんの初単著。刺激的なタイトルも相まってか、幅広い世代の女性に支持されています。「馬鹿ブス貧乏」のためと銘打った、異色の自己啓発本はどのように誕生したのか、うかがいました。

尹雄大さん「モヤモヤの正体」インタビュー 同調圧力の息苦しさ、緩めるには

 「みんなが迷惑する」「周囲への配慮が足りない」。そんなことを言われたり言ったりしたことがある人は多いと思います。でも、そんな同調圧力が自分自身を息苦しくさせる要因かもしれません。尹雄大さんの新刊『モヤモヤの正体 迷惑とワガママの呪いを解く』は、著者自身の体験を通して、社会で感じる「モヤモヤ」の正体に迫る一冊。モヤモヤとの向き合い方について聞きました。

とんでもない旅へ夢を見よう

 海外を含め、まだまだ遠出がはばかられるご時世ですが、旅をしたくてうずうずしている人は多いはず。ならば、本のなかでふだん行けないような旅を味わってみてはいかがでしょう。

「無人島冒険図鑑」梶海斗さんインタビュー コロナが収束したら行きたい、人間本来の価値観を知るサバイバルの魅力

 3密やソーシャル・ディスタンスなんて言われるならば、いっそ無人島だ!とばかりに出たのが『無人島冒険図鑑』。著者、梶海斗さんは無人島開拓歴12年のエキスパートで、食糧確保やキャンプ設営など、無人島へ旅するためのノウハウがみっしり詰まった本です。普通の旅にも役立つかも。

『無人島冒険図鑑』より

未来の旅先ガイドにいかが? 「大人になったら行ってみたい!世界のふしぎな風景図鑑」

 ユニークな図鑑を紹介する、オープン時からの人気企画「図鑑の中の小宇宙」からの一冊。「ふしぎ」「きれい」「びっくり」などの切り口で、世界遺産を含む国内外およそ50カ所の絶景を集めたビジュアル図鑑です。まさにコロナ収束後に訪れたい土地が紹介されています。