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著者希望価格“3兆円”!? 好きなものをとことん研究した「文房具図鑑」

 今回は「文房具」というキーワードに反応してしまう人、そして子育て中のお母さん、お父さんにぜひ手にとってもらいたい図鑑を紹介します。

 その名も「文房具図鑑」。当時小学6年生だった山本健太郎くんが夏休みの自由研究として作成した図鑑です。ページ数は100ページ超、掲載文具数は150アイテム以上、そして制作期間は1年という、健太郎くんの文房具愛がひしひしと伝わってくる力作。まさに「好きこそものの上手なれ」が形になったような一冊です。サブタイトルに「その文具のいい所から悪い所まで最強解説」とあるように、手描きイラストとともにその文房具の長所と短所を徹底的に解説しています。

 一つ一つの文房具を細かく観察しているのもさることながら、小学生ならではの視点で鋭いツッコミを入れた解説文も秀逸。例えば、三菱鉛筆「ハイユニ」については、「こりゃあビックリ。な、なんと10Bから10Hまであるえんぴつだ。10Bはまるでクレヨンのように、10Hははりで紙に文字をかいてるようなかんじだ」と的確にコメントしつつ、その描線も掲載。その一方で自分が描いた「ハイユニ」のイラストに対しては「本当はあずき色。こんな色じゃない」と自らツッコミを入れていて、読んでいるだけでニヤニヤしてしまいます。

 今週末には東京流通センターで文房具メーカーや小売店が集結する「文具女子博」が開催予定。ノートやペンなどさまざまな文房具をお試しできて、その場で購入することができる文具好きにはたまらないお祭りです。「女子博」と銘打ってはいますが、男性も入場できるので、健太郎くんのような観察眼で巡ってみるのも楽しそうです。