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「好書好日」読まれた記事トップ5(2021年11月)

1. 作家・井上光晴とその妻、そして瀬戸内寂聴…長い三角関係の心の綾 井上荒野さん「あちらにいる鬼」

文:瀧井朝世 写真:斉藤順子

 11月9日に亡くなった作家の瀬戸内寂聴さんは、その男性遍歴も話題になった人でした。作家の井上荒野さんが、父で作家の井上光晴さんと、彼と長く恋仲だった寂聴さんについて語った2019年2月のインタビュー記事が、死去のニュースの直後から注目を集めました。

2. 荒木飛呂彦「ジョジョリオン」が完結 奇々怪々な描写・超越合戦、完全な異世界

荒木飛呂彦著『ジョジョリオン』27巻

 足かけ11年の連載が完結した「ジョジョリオン」は「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ最長でした。連載コラム「中条省平のマンガ時評」で中条さんは、全27巻を読んで「疲労困憊してしまいました」と打ち明けています。「想像的、知的エネルギーがあまりにも濃密だからです」

連載「中条省平のマンガ時評」をまとめ読み

3. 老年期と思春期に違いはない 小池真理子

え・横山智子

 作家の小池真理子さんが、亡き夫で作家の藤田宜永さんとの日々をつづったエッセイ「月夜の森の梟」。好書好日ではエッセイの一部や読者、著名人の反響を紹介しています。社会学者の上野千鶴子さんが感想をつづった回も、先月に引き続き読まれました。

連載「『月夜の森の梟』を読む」をまとめ読み

4.「犬神家の戸籍」書評 婚外子ばかりの一族の謎を推理

 横溝正史作の人気ミステリー『犬神家の一族』を、戸籍の専門家が親族・相続法の見地から分析した話題の1冊。横溝はなぜ、婚外子というモチーフにこだわるのか。そこから浮かび上がるのは「『家』と『血』なるものが孕(はら)む矛盾、軋轢(あつれき)、不条理」――。

5. 「ソードアート・オンライン」シリーズ川原礫さんインタビュー 「どう生き残るか」焦燥感に駆られ書き続けた20年間

 2001年にオンライン小説として始まった「ソードアート・オンライン」シリーズ。書籍も34巻が刊行され全世界で累計発行部数2600万部を突破する大人気作です。新作劇場アニメの公開を機に、作者の川原礫さんがシリーズの20年を振り返ったインタビュー記事は、公開4日間でランキング入りする爆発的な読まれ方でした。

6~10位は以下の通り

6. 来年の大河ドラマを新刊文庫で予習 澤田瞳子が薦める3冊

7. ハライチ・岩井勇気さん「どうやら僕の日常生活はまちがっている」インタビュー 日常の面白さは解像度次第

8. RINATY(りなてぃ)さん「私の一品」 彼も大好き「絶品♡鶏マヨ」、エビを使わずお安く手軽に

9. 酒村ゆっけ、さんの価値観を揺るがした「愛がなんだ」

10. 谷原章介さんがコロナ禍で読みふけったブックリスト5冊 混沌のさなかで自分を見失わず、呼吸を整えるために