1:朝日新聞「平成の30冊」を発表 1位「1Q84」 2位「わたしを離さないで」 3位「告白」
平成時代に刊行された本の中からベスト30を選出しようと、識者の方々にアンケート。1位の村上春樹さん『1Q84』をはじめ30冊のランキングを紹介しています。ツイッターのトレンドランキングにも入り、村上さんのインタビューも広く読まれました。どれも名著の誉れが高い本ばかり。ぜひ「完読」してください。
>村上春樹さんインタビュー「平成を映し、時代と歩む」はこちら
2:僕は頭がいいけれど…東大生が抱く「彼女は頭が悪いから」への違和感
東大生5人がおこした強制わいせつ事件をモチーフにした姫野カオルコさんの小説『彼女は頭が悪いから』は、東大の入学式の祝辞で上野千鶴子さんが言及するなど、大きな反響を呼びました。一方で、東大関係者のなかには違和感を抱く人も。その一人の現役東大生にインタビュー。この記事もまた、様々に受け止められたようです。
3:三浦瑠麗さんが赤裸々につづった人生の“痛み” 自伝的エッセイ「孤独の意味も、女であることの味わいも」
国際政治学者の三浦瑠麗さんの自伝的エッセイ『孤独の意味も、女であることの味わいも』。長女を死産した経験や中学時代の性的暴行事件など、自らの過去を赤裸々に綴った内容は、ふだんテレビのコメンテーターとして見る彼女とは異なる、一人の生身の女性の姿を浮かび上がらせました。著書への思いをたっぷりと話していただきました。
4:「歩くパワースポット」湘南乃風・SHOCK EYEさん 出会う人すべてが未来の自分の笑顔に繋がってる!
この人の写真を携帯の待ち受け画面にすると運気がアップする――。そんな噂が噂を呼び、「歩くパワースポット」としてメディアに引っ張りだこになった、レゲエグループ・湘南乃風のSHOCK EYEさん。初めての著書の刊行を機にお話をききました。人気ミュージシャンとして、歩くパワースポットとして、自身のルーツや幼少期についても熱く語っています。
5:紗倉まなさん「AV女優の私が文章を書く理由」 新刊エッセイ「働くおっぱい」
人気AV女優の紗倉まなさんの著書『働くおっぱい』は「女性が働くことについて」を主軸に、恋愛や性、生き方についてつづったエッセー集です。小説も発表し、書き手として注目を集めている紗倉さんですが、彼女はなぜ書くのでしょうか。書くことと「本業」のAV女優との関係についてもうかがいました。
6:目からうろこのフェミニスト批評集 北村紗衣さん「お砂糖とスパイスと爆発的な何か」
イギリス文学の古典から最近のディズニー映画まで、さまざまな芸術作品を「フェミニスト」の観点から読み解く批評活動を続けている研究者・北村紗衣さん。「お砂糖とスパイスと爆発的な何か」では、普段の研究ではできない大胆な解釈をしたり、ネットで話題のネタを盛り込んだり。着眼点の鋭さが光ります。
7:作家・井上光晴とその妻、そして瀬戸内寂聴…長い三角関係の心の綾 井上荒野さん「あちらにいる鬼」
男女の心の綾を、的確な筆使いで描写する直木賞作家、井上荒野さん。小説『あちらにいる鬼』でモデルに選んだのは、父である作家・井上光晴の妻、つまり著者の母親と、光晴と長年にわたり男女の仲だった作家・瀬戸内寂聴を彷彿させる二人の女性。彼らの長きにわたる関係と心模様の変化を深く掘り下げています。
8:「レンタルなんもしない人」さんは何をしてきたのか Twitterの活動記録が本に
一人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ一人分の人間の存在だけが必要なシーンでご利用ください――そんなツイッターでの呼びかけから、本当に「なんもしない」仕事を始めて、一躍メディアで注目を集めた「レンタルさん」。何をしたら、「なんもしない人」になれるのか、そんな疑問をぶつけてみました。
9:「平成の八つ墓村」と報じられた村の本当のすがた ウェブから火がついた「つけびの村」が本に
2013年、山口県周南市で発生した連続殺人放火事件。12人の高齢者のみで構成された限界集落で何が起きたのか。ネットで「平成の八つ墓村」とも呼ばれ、様々な読み解きがなされた事件の現場を歩き、意外な背景を浮かび上がらせた異色のノンフィクションです。著者の高橋ユキさんに、取材や執筆の経緯などについてじっくりと話を聞きました。
10:30代の独身男性が考える「本当にいい女の条件」 下村一喜「美女の正体」書評
20年超、多くの美女を撮り続けてきたカメラマンの下村一喜さんの著書『美女の正体』。この本を読んだ36歳未婚バツなし彼女なしのウイさんが、30代未婚彼女なしの男友達5人とともに「本当にいい女の条件」について考えました。女性からの共感も集めた記事です。