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ジャパンタイムズ会長兼社長の末松弥奈子さんが薦める3冊 若者たちへ いま手にとってみてほしい本

ジャパンタイムズ会長兼社長 末松弥奈子さん

末松弥奈子さんからのメッセージ

 ゆっくりと歴史上の人物あるいは著者と対話する時間は、本当にぜいたくなものだと感じています。毎日の生活の中で、自分の時間が搾取されていないか、立ち止まって考えてみてほしいです。

末松弥奈子さんお薦めの本

『わしの眼は十年先が見える ―大原孫三郎の生涯―』

城山三郎 新潮文庫 781円

 倉敷にある「大原美術館」。その創設者でもあり、倉敷という地域を今に至るまで発展させる土台をつくった経営者である大原孫三郎。そのスケールの大きさだけでなく、企業そして経営者のあるべき姿について考えることができる。

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』

加藤陽子 新潮文庫 990円

 歴史学者の著者が、高校生に対して行った講義をまとめたもの。参加している高校生のレベルも高く、教科書に記載されていない様々な角度から明治以降の日本の戦争の背景を考えることができる。現在の世界の見え方が変わるだろう。

『暗闇から世界が変わる ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンの挑戦』

志村真介 講談社現代新書 1012円

 視覚障害者のガイドで暗闇を体験する「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。経営者の友人たちと一緒に体験をし、普段の生活で見えていないことの多くに気づかされた。このプログラムを日本で実現させるまでの著者の挑戦を知ることができる。

=朝日新聞2026年8月13日掲載