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【謹賀新年】「好書好日」2020年に読まれた記事トップテンを公開!

1、「消えたママ友」作者・野原広子さん 幸せに見えたママ友は、なぜ失踪したのか

 仲良しのママ友がある日突然、姿を消した。幸せそうだった彼女の失踪を機に、平穏だったママ友グループの関係にも亀裂が入ってゆく——。雑誌「レタスクラブ」に連載されていた野原広子さんのコミック・エッセーです。ほのぼのとしたタッチとは裏腹に、あたりさわりなくつきあっているママたちの表と裏の顔が次第に明らかになっていくサスペンスフルな展開。日々「モヤモヤ」を抱えながら生きている子育て世代の共感を得たのか、SNSで拡散されて爆発的に読まれました。

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2、三浦春馬さん「日本製」 47都道府県の「メイド・イン・ジャパン」を巡って得たものとは

 三浦春馬さんの突然の訃報に驚くと同時に、やるせない思いをおぼえた方も多いのではないでしょうか。亡くなる3カ月前のインタビューです。約4年をかけて、47都道府県の「メイド・イン・ジャパン」の現場を訪れた記録をまとめた書籍。日本の文化や伝統への思い、そして三浦さんの仕事に対する真摯な姿勢が伝わってきます。改めてご冥福をお祈りします。

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3、差別や偏見を隠した「ずるい言葉」を解説 社会学者・森山至貴さん

 差別について考え続けている社会学者が、日常でしばしば発せられる「ずるい言葉」を29例の会話シーンごとに紹介、その言葉のどこに問題があるのかを解説し、対処法を提案する本です。たぶん、29の言葉のどれ一つ発したことがない人はいないはず。時代とともに変わる価値観を共に考えていこうとのメッセージがこめられている気がします。

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4、限界集落で月1万8000円の生活 「山奥ニート」石井あらたさんが見つけたものとは

 コロナ禍で「おうち時間」が長くなるにつれ、じわじわと読まれた記事です。和歌山の限界集落で共同生活を送る著者がどのような毎日を送っているかを聞いています。生活費として月に1万8000円を納める決まりがありますが、明文化されたルールはありません。メンバーは、ときどき梅の収穫など地域の人たちの仕事を手伝うことで、収入を得ています。以前とは異なる生活が求められるようになった昨今、おおいに参考になる記事です。

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>本田由紀さんによる『「山奥ニート」やってます。』書評はこちら

5、ゲイ男性との「恋愛感情抜きの結婚」を綴った能町みね子さん 結婚という概念をぶち壊したい

 エッセイストやイラストレーターとして活躍する能町みね子さん。新刊『結婚の奴』で、ゲイライターのサムソン高橋さんとの恋愛感情、性生活一切なしの結婚について綴っています。ジェンダー意識が変わるなか、家族、夫婦、結婚もまた問い直しを迫られています。能町さんはなぜ、この結婚に踏み切ったのか、じっくりと聞きました。

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>武田砂鉄さんによる『結婚の奴』レビューはこちら

6、萩原ケイクさん「それでも愛を誓いますか?」 子どものいないミドサー女性の心情、繊細に

 国内最大級の電子書籍・漫画ストア「めちゃコミ」で、圧倒的人気を集める作品です。ミドサー(30代半ば)の子どものいない既婚女性にスポットをあて、その心情を繊細に描いています。こちらもまた、夫婦や結婚のかたちに問い直しを迫る作品です。

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7、ネッシーや雪男だけじゃない! 「超・怪奇ファイル UMA未確認生物大図鑑DX」

 人気連載「図鑑の中の小宇宙」から。とかく未確認生物はロマンをかき立てるのか、公開以降ずっと読まれ続けています。姉妹編(?)として、「未確認生物UMA攻略図鑑」も公開。ネッシーや台風人間などに出くわした際の攻略法を紹介した図鑑です。「台風人間」ってなんだ!?

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「超・怪奇ファイル UMA未確認生物大図鑑DX」(西東社)より

8、歌舞伎町で95カ月連続No.1のキャバ嬢・桜井野の花さん 勝てる場所を探して継続する『「一番」という生き方』

 こちらは連載「働きざかりの君たちへ」から。競合相手がひしめく歌舞伎町で「95カ月連続売り上げNo.1」を達成したキャバクラ嬢の桜井野の花さんは、2店を持つ経営者でもあります。どんな分野でもトップになるのは並大抵の努力では難しい。彼女の半生とともに、その成功への過程を語っていただきました。

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9、「可愛い戦争から離脱します」 整形を繰り返した、整形アイドル轟ちゃんが今思うこと

 自らの容姿に強いコンプレックスを持ち、整形を繰り返してきた、YouTuberの整形アイドル轟ちゃん。外見によって勝ち負けが決まる理不尽な世の中で戦い続けてきた彼女が、「可愛い戦争」から「離脱」し、「自分の価値は自分で決める」ことを訴えています。その思考の過程をインタビューし、若い女性たちの共感を呼びました。

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10、13人の人格を持つharuさん 「生きづらさ」を後ろから支えてくれた彼らと生きる

 かつて「多重人格」と呼ばれた「解離性同一性障害」。そんな障害のあるharuさんが、異なる個性の13の人格が日々入れ替わりながら生活を送る様子をまとめた「手記」です。といっても、本の中身のほとんどが数人の交代人格による語りのため、本人も知らない部分があり、非常に興味深く読んだそうです。なんとも奥深い世界で、読み手の想像力を大いに試す本といえそうです。

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